東日本大震災からの10年に寄せて
東日本大震災から丸10年となる2021年3月からの約1ヶ月間、IT DARTウェブサイトのトップページに下記のメッセージを掲載しました。
東日本大震災からの10年に寄せて
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。多くの方々が亡くなり、また多くの方々の生活が一変した災害でした。あれから10年が経ちました。亡くなられた方々のご冥福を改めてお祈りするとともに、今もなお苦労されている皆さまに、ささやかながら応援の気持ちをお送りします。
東日本大震災の発生後には、錯綜する情報を整理して必要とする方に届けるべく、IT技術者たちが奔走しました。しかし震災による混乱はあまりに大きく、準備が無いままに発生した大災害を前に、その想いを十分に実現することはできませんでした。
この経験を教訓として、情報支援レスキュー隊IT DARTは設立されました。被災した方々が一刻も早く日常を取り戻すには、災害対応や災害支援が効率的に進む必要があります。このために日頃から、災害や災害支援についての知識を蓄え、災害発生後の活動を準備し、災害支援関係者との協力体制を構築して備えておくための組織です。そして災害発生時には、スムーズな情報の流通や活用を実現することが我々の使命です。
東日本大震災の後もさまざまな災害が発生し、そのたびにさまざまな方の生活が影響を受け、多くの災害支援者が奮闘を続けています。その状況の改善に、われわれ情報支援レスキュー隊も貢献していきます。