2019年台風19号支援活動報告
2019年10月の台風19号は、長野県の千曲川の氾濫をはじめとし、多くの地域で大規模な冠水などの被害をもたらしました。
IT DARTは、赤い羽根共同募金の支援を得て、下記の活動を行いました。
1. 長野県
長野、須坂、千曲、上田、東御、佐久の各市社協を訪問し、ニーズに応じてPC・プリンター・モバイルルーターの貸し出し及び設置作業、電源整備などのIT環境構築を行いました。設置後も、不定期に訪問し、メンテナンスを行いました。また、現地で活動を行う支援団体(キャンナス、災害NGO結等)に対して、PC・プリンター・モバイルルーター等のIT機器の貸し出しを行いました。
また、当団体が開発した現地調査情報収集システムの設定、運用を行いました。このシステムは、現地で活動する先遣隊情報の共有に、また、長野市千曲川付近の浸水地域ゴミ撤去作業のためのOperation One Naganoで活用されました。
2. 宮城県
11/2より11/27まで26日間、県内の各災害ボラセンを訪問調査を行うとともに、大郷町と丸森町災害ボランティアセンターでネットワーク環境の構築と資料共有用のNASの設置を行いました。
3. 福島県いわき市
いわき市社協に対して、PC、プリンター、モバイルルーターの設置、メンテナンスを行いました。
4. 茨城県
茨城県社協に対して、PC、プリンターを送付し、県社協を通じて県内の各市町村社協への支援を行いました。また、水戸市社協、常陸大宮市社協、常陸太田市社協、大子町社協へは直接訪問し、ニーズのヒアリングおよびIT機器の貸与(PC,プリンター、モバイルーター等)、セットアップ、電源の設置などIT環境整備の支援を行いました。
5. 千葉県
富津市社協には、スタッフが現地、関係団体と確認の上で訪問し、リエゾン的にボランティアセンターのサポートを行いました。地域支え合いセンターに移行後も機材サポート、パソコンのメンテナンス、通信機器の技術的サポート、機材ニーズに応じた。館山市、鴨川市社協にモバイルルーター、携帯電話を貸し出し、初期段階のニーズ把握に活用されました。
6. その他
インターネット上で情報収集、発信活動を継続的に行い、各ボランティアセンターが発信するボランティア募集情報の一覧化と、TwitterおよびFacebookでの発信を行いました。